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あのとき、別れようとした。でも、踏みとどまった。——そんな夜から、もう数ヶ月が経ちましたね。
あのときの自分の選択は、正しかったのかしら。二人の間には、何かが変わったのかしら。そんなことを、ふとした瞬間に考えてしまう。そういうあなたに、今日はゆっくり話しかけたいのよ。

あのとき、別れなくてよかった——そう思えた日もあれば、まだ迷っている日もあるよね

別れを踏みとどまったあと、すっきりとした気持ちになれる人ばかりじゃないのよ。むしろ、続けることを選んだあとのほうが、ぐるぐると考えてしまう——そういう声を、おばあちゃんはよく聞くのよ。
「別れなくてよかった」と思える日もある。でも次の日には「あのまま終わりにしていたら、今ごろどうだったんだろう」って、また揺れている。それが、正直な気持ちじゃないかしら。
揺れることを、弱さだと思わないでほしいのよ。大切なものを持っているから、揺れるのだから。

踏みとどまった人が数ヶ月後に感じる、4つのリアルな気持ち

おばあちゃんがね、いろんな人の話を聞いてきた中で、「続けることを選んだあと」に感じやすい気持ちというのが、だいたい4つあるように思うのよ。あなたはどれに近いかしら。
別れを回避できた直後は、ほっとするのよ。でも数週間もすると、「あのとき感じた違和感」がまたじわりと顔を出してくる。これは、問題がまだ解決していないサインであることも、ただの慣れ直しの時間であることも、どちらもあるわ。
あのとき話し合ったことで、相手が少し変わってくれた——そう実感できる日もあれば、また同じことが繰り返されて、「なんだ、結局変わっていないのか」と肩を落とす日もある。その繰り返しの中で、二人の関係は少しずつ形を変えていくのよ。
続けることを選んでいても、ふとした瞬間に「別れていたら今ごろ…」と想像してしまう。それは不満足の証拠じゃないのよ。人はだれでも、選ばなかった道を時々のぞいてみたくなるもの。大事なのは、その想像の中に住みすぎないことよ。
修羅場をひとつ越えた二人には、なんとなく「この人のここが弱いんだ」「ここは譲れないんだ」という輪郭が見えてくることがある。これは、とても大切な贈り物よ。嵐のあとだから見える景色というのが、恋愛にもあるのよ。
どれか一つだけじゃなくて、全部が混ざり合っている——そういう人もたくさんいるわ。あらあら、それはそれは複雑な気持ちね、って思うけれど、感情がたくさんあるのは、それだけ真剣だという証よ。
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その迷いは、あなたが真剣に向き合っている証拠——今だからできる3つのこと
さて、ここからはね、「では今のあなたに何ができるか」をゆっくり考えてみましょうね。おばあちゃんは、LINEの送り方だとか、マッチングアプリの使い方だとか、そういう難しいことは正直わからないのよ。でもね、時代が変わっても変わらないことは、話せるわ。
① あのときの気持ちを、もう一度ちゃんと言葉にしてみる
別れを踏みとどまった理由って、「なんとなく」だったりしないかしら。怖くて言えなかった本音が、まだ胸の中に残っていることがあるのよ。数ヶ月経った今だからこそ、少し冷静に、「私はあのとき何が嫌だったのか」「今はどうなってほしいのか」を、自分のために言葉にしてみてほしいの。
相手に伝えることよりも先に、まず自分がわかっていること。それが、次の一歩の土台になるのよ。紙に書いてみるのもいいわ。書くうちに、自分が思っていなかった気持ちが出てくることもあるから。
② 「変わったこと」と「変わっていないこと」を、正直に見る
あのとき話し合ったことは、今の二人の間で、本当に変わりましたか。たとえば、連絡の頻度がいつも不満だったなら、今はどうかしら。話し合いのとき一方的に感じていたなら、今は少し聞いてもらえるようになったかしら。
「何も変わっていない」と感じるなら、それは今一度、きちんと話すべきことが残っているのかもしれない。「確かに少し変わった」と感じるなら、その小さな変化を、もう少し信じてみてもいいのよ。変化は、ゆっくり来る。嵐のようには来ないの。
③ 「続ける」を、もう一度自分で選び直す
これがね、おばあちゃんが一番大事だと思うことなのよ。あのとき踏みとどまったのは、もしかしたら怖かったから、悲しかったから、という理由もあったかもしれない。でも今、数ヶ月経ったあなたが「それでも続けたい」と感じているなら——それは、あのときとは少し違う、自分の意思で選び直した答えよ。
すず「続ける」って、一回決めたら終わりじゃないのよ。何度も、自分で選び直していくものなの。それが、長く連れ添うということよ。
もしも「やっぱり違う」という気持ちが、時間が経っても消えないなら——それはそれで、大切なサインよ。我慢を続けることと、向き合い続けることは、違うからね。
選んだのはあなた自身——その答えは、これから二人でつくっていくものよ

恋愛の答えって、始める前にはわからないのよ。やってみて、傷ついて、笑って、また傷ついて——そのあとでやっと、「ああ、この人でよかった」か「ああ、ここが終わりだった」かが、わかるものなの。
あのとき別れなかったことが「正解だったか」は、今日の時点ではまだ誰にもわからない。でもね、それはこれからの二人が、一緒につくっていくものよ。答えを探すんじゃなくて、答えを育てていく——そういう時間の中に、今のあなたはいるのだと思うのよ。
迷いながら続けるのは、弱さじゃないわ。迷えるのは、まだあなたが諦めていない証拠。諦めた人は、もう迷わないのだから。
焦らなくていいのよ。「今日の答え」が「一生の答え」じゃなくてもいい。選んだ道を正解にしていくのが、生きるということよ。
踏みとどまった夜の あの一歩は
弱さじゃなくて やさしさだった
正解かどうか まだわからなくていい
続けることも 選ぶことのひとつ
二人の時間は まだ途中よ
答えは終わりに 置いてあるから
大丈夫よ。あなたはちゃんと、自分の気持ちと向き合っているわ。それだけで、もう十分なのよ。



よくある質問
Q. 別れを踏みとどまったあと、気持ちが揺れるのはおかしいですか?
A. まったくおかしくありませんよ。続けることを選んだあとのほうが、かえってぐるぐると考えてしまう人は多いです。それは、相手のことを大切に思っているから。迷いは、向き合っている証拠です。
Q. 踏みとどまってから数ヶ月経つのに、何も変わった気がしません。どうすればいいですか?
A. まず、「何が変わってほしかったのか」を自分の言葉で整理してみましょう。そのうえで、今の二人の間でそれが話し合えているかどうかを確認することが大切です。話し合いができていないなら、今一度、穏やかに気持ちを伝える機会を作ってみてほしいのです。
Q. 「別れていたら」とつい想像してしまうのは、やっぱり後悔しているということですか?
A. 必ずしもそうではありませんよ。選ばなかった道を想像することは、だれにでもあることです。大事なのは、その想像の中に住み続けず、今の二人の時間に戻ってこられるかどうか。「また考えてしまった、でも今ここにいる」——それで十分なのです。

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― 沙織(恋ことば)


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