「話しかけたいのに、一歩が踏み出せない」。そんなふうに、出会いの場でただ時間が過ぎていく……。そういう経験、あなたにもあるんじゃないかしら。
すずあらあら、話しかけるって、いくつになっても緊張するものよね。おばあちゃんだって、昔は胸がどきどきしたもの。大丈夫よ、焦らなくていいの。

初対面の相手に声をかけるのが苦手、という人はとても多いものです。「変に思われたらどうしよう」「何を話せばいいか分からない」、そんな気持ちがぐるぐるして、気づいたら終わってた……なんてこと、ありますよね。
でもね、話しかけることって、特別な才能でも度胸でもないのよ。小さなきっかけをひとつ持っているか、いないか、それだけの違いだとおばあちゃんは思うの。今日はそのきっかけを、いくつかお話しさせてね。
出会いの場で話しかける方法8選
1. まず「目が合ったら、にっこり」から始める
言葉より先に、表情が話しかけるの。目が合った瞬間に、ふわっと口の端を上げてみて。それだけで「あなたのことを怖いと思っていない」というメッセージが伝わるのよ。
笑顔は、どんな言葉よりも先に届く。これは昔も今も変わらない、人の心の仕組みだと思うわ。まず笑顔から。それが一番最初の「話しかける」なの。
2. 「今この場所にいる」ことを話題にする
共通の話題を遠くに探さなくていいの。今いるその場所が、もう立派な話題よ。「このイベント、初めて来たんですか?」「ここ、雰囲気がいいですよね」、それで十分。
その場にいるということは、同じ何かに関心があるということ。それだけで、もう小さな縁が始まっているのよ。
「何か面白い話題を用意しなきゃ」と思わなくていいの。今、目の前にある景色や状況が、一番自然な会話の入り口よ。
3. 「教えてもらう」という姿勢で話しかける
人はね、頼られると嬉しいものなのよ。「何か知っていることを教えてほしい」という姿勢で声をかけると、相手もすんなり受け入れてくれることが多いの。
「このあたりでおすすめのお店、ご存知ですか?」「この列、どこに並べばいいか分かりますか?」。小さなことでいい。「頼る」は、距離を縮める一番やさしい方法なのよ。
4. 相手の持ち物や服装に、さりげなく触れる
「素敵なバッグですね」「そのお色、きれいですね」、そういう一言がきっかけになることは本当に多いの。相手が大切にしているものを目に留めてくれた、それだけで心が少しほぐれるものよ。
ただね、大げさに褒める必要はないの。「あ、かわいいな」と思ったことを、ただそのまま言葉にするだけで十分。素直な気持ちは、ちゃんと伝わるから。
5. 「ですね」でつなぐ、共感の一言
「今日、天気がいいですね」「賑やかですね」「美味しそうですね」。これだけで会話が始まることって、実はとても多いの。
「ですね」という言葉には、「私もそう思ってる」という意味が含まれているのよ。同じ気持ちを持っている、という小さな発見が、人と人をつなぐの。難しいことは何もいらない。

6. 「ひとりで来たんですか?」より「グループで来たんですか?」
初対面の方に「おひとりで来たんですか?」と聞くと、少し込み入った感じがすることもあるの。それより「お友達と来たんですか?」のほうが、ずっと自然で答えやすいのよ。
相手が答えやすい質問をする、というのは、話しかけるときの小さな気遣いね。自分が答えてもらいたいことではなく、相手が話しやすいことから始める。それが会話を続けるコツよ。
7. 話しかけた後、「聞く」に徹する
声をかけることに必死になりすぎて、話し続けてしまう方も多いのよ。でもね、会話って「話す」より「聞く」のほうが、ずっと大切なの。
相手が話してくれたことに「そうなんですね」「それ、いいですね」と返すだけで、会話は自然と続いていくものよ。話を引き出せる人が、一番話しかけ上手なのかもしれないわね。
すず昔、おばあちゃんの友人がね、「あの人といると何でも話したくなる」と言われる人だったの。その子、聞き上手だったのよ。話す量は少ないのに、みんなが集まってくるの。話すことより、聞くことのほうが、人を惹きつけるって、そういうことなのよねぇ。
8. 「また会えたらいいな」という気持ちで終わらせる
初対面で深い仲になろうとしなくていいの。「今日少し話せて、楽しかった」、それで十分よ。無理に連絡先を聞こうとしたり、印象に残ろうと頑張りすぎたりしなくていい。
「またどこかで会えたら素敵だな」くらいの軽やかな気持ちで別れると、不思議と後味がいいの。そしてそういう出会いが、縁というものに育っていくのよ。
種を植えたら、すぐに花を期待しなくていい。水をやって、待つの。それだけでいいのよ。
話しかける前に、こんなことを確認してみてね
話しかける「勇気」より、話しかける「準備」のほうが大事なことがあるの。肩の力を抜いて、次のことを思い出してみてね。
- 話しかける前に、まず自分がリラックスしているか確認する
- 相手が話しかけられたくなさそうな様子のときは、そっとしておく
- うまく話せなくてもいい、と最初から決めておく
- 話した後は「よく頑張ったね」と自分をちゃんとほめてあげる
「うまく話せなかった」と落ち込んだときは
「頑張ったけど、うまくいかなかった」という日もあるわよね。会話が三秒、止まった瞬間に「あ、失敗した」って思ってしまう、そんなことも。
うまく話せなかった経験は、恥ずかしいことじゃないの。それは「一歩踏み出した」という証拠なのよ。踏み出さなかった人には、そもそもその失敗さえないのだから。
それに、会話が続かなかった理由が、あなただけにあるとは限らない。相手がその日たまたま疲れていたのかもしれないし、照れていただけかもしれない。自分を責めすぎないでね。
勇気を出すんじゃなくて、力を抜くの。それだけで、言葉は自然に出てくるものよ。
一般的に、初対面の相手に話しかけられた人の多くは、後から「話しかけてもらえて嬉しかった」と感じていると言われているの。あなたが感じている「迷惑かな」という不安より、相手は案外、ずっと喜んでいることが多いものよ。
だから、怖がりすぎなくていい。あなたの「話しかけたい」という気持ちは、きっと相手にとって小さな光になるから。



よくある質問
Q. 人見知りでも出会いの場で話しかけられるようになりますか?
A. 大丈夫よ。特別な度胸は必要ないの。「笑顔で目を合わせる」「今いる場所のことを話題にする」など、小さな一歩から始めてみて。慣れていくうちに、だんだん自然にできるようになるものよ。
Q. 話しかけたのに会話が続かなかった。もう話しかけるのが怖いです。
A. 続かなくても、話しかけた事実はあなたの中に残っているのよ。相手がその日たまたま疲れていた可能性もあるし、あなただけのせいとは限らない。一度うまくいかなかったことは、次の練習になるだけだから、自分を責めすぎないでね。
Q. 初対面で何を話せばいいか分かりません。
A. 今いる場所・相手の持ち物・天気など、今この瞬間に目の前にあるものが一番自然な話題よ。特別な話題を用意しなくていいの。「ですね」とひとこと添えるだけで、会話は始まるものよ。


コメント